安全な使い方

半固体モバイルバッテリーの安全の工夫と、守りたい使い方

半固体モバイルバッテリーは、熱や火が出る危険を減らす工夫をした電池を使っています。中身の工夫、メーカーの試験、家や外出先で守りたい使い方を、やさしく説明します。

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半固体モバイルバッテリーのよさの一つは、こわれたときなどに急に熱くなったり、火が出たりする危険を減らすための工夫です。

中の液体をゼリー状に保つ、燃えやすい液体の量を減らす、といった方法があります。さらに、熱くなりすぎたときなどに充電を止める仕組みを組み合わせた製品もあります。

ただし、「半固体なら火が出ない」という意味ではありません。どんな工夫があるのかと、どう使えばよいのかを、一緒に見ていきましょう。

安全の工夫は、電池の中と本体の両方にある

モバイルバッテリーは、中に入っている電池と、充電を調整する部品、外側のケースなどでできています。安全のための工夫も、一つではありません。

どこの工夫?何をしている?
電池の中燃えやすい液体を減らす、ゼリー状に保つなどの工夫
充電を調整する部品熱くなりすぎた、電気が流れすぎたなどの異常に対応する仕組み
外側のケース中の部品を守るつくり

製品説明で出てくる「保護回路」は、電気の流れなどを見て、異常があったときに止めるための仕組みです。どんな異常に対応するかは製品によって違います。

たとえば「温度保護」は熱くなりすぎることへの備え、「過充電保護」は充電しすぎることへの備えです。難しい名前が並んでいたら、何を防ぐための機能なのかを見ると読みやすくなります。

メーカーは、どんなことを調べている?

メーカーの説明には、電池をこわす試験や、落としたときの試験などが出てきます。これは、もしものときにどうなるかを確かめるためです。

  • マクセルは、専門の機関で釘を刺す試験を行い、決められた条件では煙や火が出なかったと説明しています
  • バッファローは、釘を刺す・押しつぶす試験を紹介しています。別の説明では、こわれた電池から出るガスも調べています
  • シーアイオーは、加熱や落下などの試験と、電池の温度を見て充電の力を調整する仕組みを説明しています
  • エレコムは、予定していた電池では十分な違いを確認できず、電池と本体のつくりを見直した経緯を紹介しています

こうした情報は、製品を選ぶ手がかりになります。ただし、試験には温度やこわし方などの決まりがあります。家や外出先で起きるすべてのトラブルを試したわけではありません。

危険な試験なので、自分で釘を刺したり、押しつぶしたりして確かめないでください。

「電池だけの試験」か「製品全体の試験」かも違う

製品説明にある「セル」は、本体の中に入っている電池のことです。

電池だけを調べた結果と、ケースや充電を調整する部品まで付けた製品全体の結果は、同じではありません。電池の材料だけを調べた研究もあります。

たとえば、バッファローが紹介するガスの試験は、こわした電池に水分の多い空気を送って調べたものです。その条件で、調べたガスが測れる量より少なかったという結果です。どんなこわれ方でも、あらゆるガスが出ないという意味ではありません。

「何を調べたのか」「どんな条件だったのか」「どんな結果だったのか」。この3つが書いてあるかを見ると、説明を読み違えにくくなります。

毎日の使い方で気をつけること

半固体を選んでも、次の使い方は守りましょう。

  • 暑い車内や、強い日差しが当たる場所に置かない
  • 強く落としたり、重い物で押しつぶしたりしない
  • 充電中は、異常な熱さやにおい、ふくらみがないか気を配る
  • 本体に合う充電器とケーブルを使う
  • メーカーが回収や交換を呼びかけていないか確認する

メーカーによる回収や交換の呼びかけを「リコール」といいます。自分の製品が対象なら、使い続けずにメーカーの案内に従ってください。

国内の安全基準に関するPSEマークも、購入時に見る点の一つです。ただし、マークがあっても、熱い場所に置いたり、強い力をかけたりしてよいわけではありません。

ふくらみや変なにおいがあったら、使うのをやめる

本体がふくらんだ、変形した、変なにおいがする、いつもよりひどく熱い。そんなときは、充電することも、スマホなどへ電気を送ることもやめてください。

異常のある製品を、分解したり、穴を開けたり、最後まで使い切ろうとしたりしないでください。メーカーや住んでいる市区町村に、本体の状態を伝えて相談します。

煙や火が出ているときは近づかず、人の安全を優先してください。火災のときは119番へ通報します。こわれた製品の扱いは使い終えたあとの捨て方でも説明しています。

買うなら「困ったときに相談できるか」まで見る

初めて選ぶ人は、中の仕組みをすべて覚える必要はありません。作っている会社、問い合わせ先、安全の工夫、保証、回収先がわかる製品かを確かめましょう。

今の製品に異常がなく、充電する量や速さにも困っていなければ、半固体が出たからといってすぐ買い替える必要はありません。

これから選ぶ場合は、製品を比べるページで重さや容量を見比べてください。このサイトはメーカーの情報を整理したもので、製品を実際に使って安全性の順位を付けたものではありません。

参考にしたメーカー・公的機関の情報

製品を見てみよう

容量や重さを、製品ごとに比べよう。

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マクセル MPC-CSSB10000PDの写真

マクセル

MPC-CSSB10000PD

容量
10000mAh
最大出力
20W
重さ
235g

USB-CとUSB-Aの差し込み口があります。容量は10000mAh、重さは約235gです。

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バッファロー BMPBSA10000BKXの写真

バッファロー

BMPBSA10000BKX

容量
10000mAh
最大出力
30W
重さ
210g

USB-Cケーブルが本体に付いています。別のケーブルを忘れにくい一台です。

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エレコム EC-C61MNの写真

エレコム

EC-C61MN

容量
10000mAh
最大出力
35W
重さ
220g

差し込み口はUSB-Cが2つ、USB-Aが1つ。電気の残りを見られる表示もあります。

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